モブcです。
昨日のwinbledonの決勝があった。
テニスを知らない人向けに説明すると1年に4つある最大規模の大会(グランドスラムと呼ばれている)のうちの一つでもっとも由緒ある大会といわれている。
数あるプロの公式戦の中でも唯一ウェアにドレスコードが定められており上下純白のウェアでなければいけない。

4大大会のうち唯一のグラスコートであり他の大会とくらべ伝統ある大会である。
そしてこの大会で8度優勝し芝の王者と呼ばれているのがロジャーフェデラーである。
ロジャーおじさんは今年で38歳になられるわけだが現役バリバリである。
テニス選手は32歳とかで引退する選手もいる中あまりにも異常である。もうとっくに同世代の選手は引退してるのにおじさんだけピンピンしてる。
大会に出るたびに若手をボコボコにする姿は年の功だけでは済ませられない異常な強さがある。
ちなみにこのおじさん2003年の時点でウィンブルドンで初優勝している。そこから16年間トップ選手として君臨し続けている。俺が幼稚園の頃からずっとトップなんだぜ…すごくね…。
ちなみにテニス界にはフェデラーと並ぶ、ナダル、ジョコビッチ、マレーという選手がいてBIG4と呼ばれているのだがこの4人が強すぎて2005年から今までこの4人が代わりばんこに世界ランク1位を独占している。
この4人があまりにも強すぎて全く若手にチャンスがない。
Big4でグランドスラム過去57大会中52回優勝 (2019年ウィンブルドンまで)
グランドスラム過去57大会中56回決勝進出 (2019年ウィンブルドンまで)
4人全員が全てのグランドスラムの決勝に進出
(マレーのみ全豪、全仏での優勝がない)
余談だがこの4人の中で最弱、(失礼)ほかの3人にカモにされがちなアンディ・マレーが何かの取材で『彼ら(ほかのbig4の3人)がいなければあなたはもっと多くのグランドスラムを取れていたと思いますがどう思いますか?』
と聞かれ、
『彼らと同じ時代に生まれたからここまで強くなれた』と答えていたのにはファンとして号泣してしまった。(実際にグランドスラム決勝やほかのマスターズ大会でも散々ほかのbig4に阻まれた)
WOWOWさんがエモい動画を作っていたのでどうぞ
さてフェデラーの話に戻ると一時期は引退かと騒がれた時期もあったが少しの活動休止の後見事にカムバックした。むしろさらに手がつけられなくなったという解説者もいる。
個人的におじさんのカムバックに繋がった要素は間違いなくこれだ。
バックハンドのライジングショットが明らかにテンポが早く、正確になった。
これはいろんなテニス雑誌でも言われてた事だが以前と比べて明らかにテンポは早く、際どいところを狙ってくるようになった。
昔はこんなにばかすかバックバンドでエースが取れている印象はなかった。カムバックしてから明らかな変化だ。
フェデラーは誰も真似できないような鮮やかなプレーとピンチになると急にエース取りまくるサーブというイメージだったのだが、最近はさらに厳しく詰めてくるため鮮やかなプレーをする前に決まる場面が多い気がする。
鮮やかなプレーをみれなくなって『衰え』という人もいるがむしろこれは進化なんじゃないかと思う。
フェデラーのグランドスラム21勝目が見たい。