書評【できる人は超短眠!】

家の整理をしてたら高校の時に使っていた参考書の中からこんな本が出てきた。

1日45分〜3時間睡眠で思考力とパフォーマンスが高まる!!…らしい。

裏にBOOKOFFの100円の値札がはってあった。

なんていうか死ぬほど胡散臭いが暇だったのでよんでみた。

僕は基本的に8時間以上寝ないと次の日にお葬式状態になる人間なのでこの手の話はまるっきり信じていないが、まあ物は試しってやつだろう。

第1章 睡眠の常識がひっくり返る11の事実

この章はおそらく後の章の説得力を増すために最初に持ってきているのだろうが全く意味をなしていない。

最初に7時間の睡眠が最適という一般論の否定から始まるのであるが、他の研究の批判ばかりで45分〜3時間の睡眠で大丈夫だというエビデンスを一切示せていない、またはかなり怪しい研究結果を引用してきている。例えば

イアン・オズワルドの実験で、面白い研究結果が出ています。被験者に3日ほど断眠させ、その後握力をはかったところ以前と同じ強さであり、筋肉の疲労は認められなかったのです。また、算術の能力も以前と変わらず、被験者の脳に疲労は認められませんでした。

という説明があるのだがなんだこれは。一体いつの時代の実験なんだ?

筋肉の疲労を握力で測るって…。

これがもし最近の実験だとしたらもう少し他になにか測定方法があっただろうと言いたい。

握力が落ちていなければ筋肉は疲労していないのか…?

専門家ではないのでよくわからないがどう見てもレンコンのように穴だらけな前提である。

これを考えたやつを足つぼマットの上に小一時間正座させて問い詰めたい。

正直に言おう。僕はここまで読んで第1章を飛ばした。時間の無駄っぽかったので。というわけで次に行こう。

第3章 実践!短眠への近道

ここで、あれ?第2章飛ばしてね?と思った読者もいるかもしれない。めんどくさいから飛ばした。御託はいいからささっとやり方を説明しろ。

ってことなんだが

第1ステップ 睡眠の既成概念を取り払う

第2ステップ 短眠習得のための習慣を学び、実行する

第3ステップ 自分の理想の短眠時間と行動を設定、調整する

第4ステップ 睡眠時間を1時間短くして7日間継続

だとさ。ええ…急に部活の顧問みたいなこと言い出すじゃん…。既成概念を取り払うって…。

あなたが正しいと思う睡眠の常識にチェックを入れてください。チェックを入れたものが、あなたが抱いている睡眠のイメージです。

チェック項目は全て間違いです。本書の第1〜2章で否定したはずです。

なんであの小学生レベルの実験を根拠にそんな強気なんやお前……。

ま、まあいい。そこにつっこんでいると話が進まない。具体的な方法が知りたい。

だがじっくり読んでみるとこの先に書いてあることは7つのコツみたいなやつと自分で寝る時間決めてパワーナップとれ、無理そうだったら1時間睡眠時間増やせ、という体育会系もびっくりの超根性論なのである。

うそやん…て感じのレベルだがやってもないのに否定するのは良くない。ということで俺の貴重な1週間を使って検証してみることにした。

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